パン屋ベーカリー開業に必要な許可申請

パン屋のみならず、飲食業開業においては食品衛生法や各自治体で定める営業許可が必要です。ただパン屋ベーカリーの場合は少し注意点があります。

食パン、あんぱん、ジャムパンなどの菓子パンを焼いて売る場合には「菓子製造業」の営業許可が必要になります。一方で、惣菜パンやサンドイッチを作る場合やイートインカフェコーナーを設ける場合は「飲食店営業」の許可が必要となる場合が多いです。

また食品を折り扱う場合には「食品衛生責任者」を1名配置しなければなりません。栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、船舶料理士などが「食品衛生責任者」になることができます。これらの資格がなくても、保健所で1日の講習を終了すればOKです。

結論は
①「菓子製造業」の営業許可
②「飲食店営業」の許可
③「食品衛生責任者」を1名配置

すればパン屋ベーカリーを開業することができます。

パンの消費量全国1位は京都です!

パン屋ベーカリーを京都で開業しようと考えておられる方は、このデータを根拠に自信を持って独立しようと考えておられるのではないでしょうか。

京都と言えば和食でどちらかと言えば「米」なのでは?と思いがちですが、パンの消費量全国1位は京都です。そういえば私もパンは毎日食べますね。

パンはかなりの地域ビジネスと思います。近隣のお客さんに愛してもらわなければ経営は難しいでしょう。そうなってくるとパンについて舌の肥えたお客さんを相手に商売しなければなりません。おいしいのは当たり前、という高いハードルのもと独立開業しなければなりません。

パン屋ベーカリーのコンセプトを決めましょう!

パン屋ベーカリーは一等地にこだわる必要はありません

飲食店すべてにおいて共通することですが、駅前や人気の商店街という人通りの多い一等地のほうがパン屋ベーカリー経営においてふさわしいと思うかもしれません。しかしそうした場所は家賃や敷金が高く、その分商品の販売価格に転嫁することになるかもしれません。

もし「地元の住民に愛されるパン屋ベーカリー」「味にこだわりたいパン屋ベーカリー」を目指すなら一等地の家賃が高い物件は避け、住宅地に近い物件が良いでしょう。

小さなパン屋ベーカリーでも大丈夫!

2坪や5坪で開業しているパン屋ベーカリーで人気店もたくさん存在しています。工夫すれば10坪あれば十分パン屋ベーカリーは開業可能です。

イートインスペースを提供するパン屋ベーカリーが増えてきています

売り場のパンや焼き菓子や飲み物をイートインスペースで食べることができるのがベーカリーカフェの基本的なシステムです。しかし近年では、イートインスペースを提供するパン屋さんも増えてきているようです。

住宅地や郊外ではやっているパン屋ベーカリーもたくさんあります

初期投資や開業資金を抑えたい場合は、駅前や商店街などの繁華街は家賃が高くて大変かと思います。しかし、近年はネットによる集客ができるようになりましたので、住宅街や郊外などの意外な場所でも人気店になれる可能性は十分にあります。

パン屋ベーカリーの商品ラインナップを考えましょう

パンはコンビニ、スーパー、どこでも買うことができて競争が激しく、大手と品ぞろえで勝負しても勝ち目はないでしょう。それに対抗するには専門性があり、お店の売りとなるメインのパンが必要となります。「あの店のあのパンが食べたい」となる看板商品があればリピーター獲得につながります。

現在における1世帯あたりのパンの消費金額は年間で約3万円で、そのうち約1万円が「食パン」と言われています。京都在住の私ですが、月1万円、年間で12万円くらいパンを購入しているように思います。つまり食パンを気に入ってもらえればリピーターになってもらえる可能性が高まります。

パンの専門店であるパン屋ベーカリーにお客さんが求めているものは➀焼きたてであること②手作りであること、と言われています。コンビニ、スーパーで袋詰めにされている安価なパンもそれはそれで良いかもしれませんが、やはりパン屋ベーカリーならではの焼きたてと手作りは人を魅了します。袋詰めされていては購入時に香りを嗅ぐことができませんが、パン屋ベーカリーではパンの香りを嗅ぐことができるので、それで買いたくなるケースも多いでしょう。

パンだけでなく焼き菓子、スイーツをメニューに加えることも売り上げを伸ばす方法のひとつかもしれません。クッキーやマフィンなどの焼き菓子の方が発酵させたりしなくてよいぶんパン作りより時間が短いかもしれません。しかし焼き菓子の方がパンより単価を高く設定しても売れる確率は高いです。

仕入先を決めましょう!

パン屋ベーカリーで必要な仕入材料は、小麦粉、卵、牛乳、砂糖、バター、塩、水などがあります。またフルーツサンドやサンドイッチを製造するなら、フルーツや野菜の仕入れ先も重要となります。その仕入先はどのように見つければよいのでしょうか?

まず修業時代の先輩や経営者、オーナーを頼ることができれば、その方たちに紹介してもらうのが確実な方法でしょう。

そういった伝手やコネが無い場合は、インターネットで業者を調べて電話やメールで問い合わせてみましょう。

販売価格を決めましょう!

飲食業の原価率は一般的に30%~40%と言われており、パン屋ベーカリーもそのように考えて間違いはないと思います。しかしフルーツサンドで良いフルーツを使用しようとすれば原価率が高くなります。原価率の低いものと高いものをうまく組み合わせてうまく経営しましょう。

パンは手軽に購入してもらいたいものですし、いくらおいしいものでも高ければ毎日購入してもらうことは難しいと思います。どのようなビジネスでもそうですがお客さんに「お得感」を与えられるかどうかにかかっています。

パン屋ベーカリーの集客方法は?

アメブロ、インスタ、ツイッター、facebook、無料ブログの運用は必須でしょう

「インスタ映え」「SNS映え」は現代の集客にとってなくてはなりません。とくにパン屋は、ラーメン屋や立ち飲み屋などの飲食店に比べて女性の利用率が高いと思います。そうなってくると見た目の可愛さはとても重要になってきます。

女性はインスタやTwitterのチェックに敏感です。日々の業務がめんどくさくてもこまめに更新すればきっとファンを獲得できます。チラシを撒くより金銭的にも労力的にも効率的と思います。

自社ホームページを運用しましょう

無料のブログも良いですが、できれば自社のホームページを作成したほうがブランド力は高まるでしょう。食べログなどのグルメサイトやぐるめまとめサイトだけでも良いのではないか?と思いがちですが、本当にそうでしょうか?

これはあくまで私の行動パターンですが、食べログなどのグルメサイトで見つけた店名を改めて検索エンジンに打ち込んで自社運用サイトを検索することをよくします。

営業時間や定休日などが、グルメサイトでは間違っている不安があるからです。本サイトで確認するほうが消費者として安心です。

細かい話や小さい話になるかもしれませんが、ネットで興味を持ってくれた見込み客を取りこぼすのは非常におしいです。ネット集客も地道に続けていれば数年後、安定したリピーターが増えていると思います。

以上、京都の創業融資相談税理士がパン屋ベーカリー開業のポイントや注意点を解説させていただきました。

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