弊所独自の考え方における結論

・創業当初=1年目と軌道に乗った後=4年目の2部を作成する。
・予測損益計算書から月別収支計画書へ年間合計を記入し÷12をして月平均出せばよく、月別に見積もる必要性は低い。
・借入金返済額は予測貸借対照表または資金繰り表から転記すれば良い。

月別収支計画書とは

月別収支計画書の定義:日本政策金融公庫のHPからダウンロードできるフォーマットを指します。

月別収支計画書①の部分の解説

・この書類はお客様の事業の見通しの確認に活用させていただきます。
・この書類に代わる資料を作成されていればそちらをご提出いただいてもかまいません。

事業の見通しの確認とは

「事業の見通しの確認に活用させていただく」とは、創業計画書の項目8番目の「事業の見通し(月平均)」と整合性があるかを調べるということです。

創業計画書の項目8番目の事業の見通し(月平均)の項目の欄には「創業当初」と「1年後又は軌道に乗った後」の2つの項目があります。

「創業当初=1年目=1期目、軌道に乗った後=4年目=4期目でよい」というのが弊所の見解です。

この書類に代わる資料=集客数計画書及び予測損益計算書

集客数計画書及び予測損益計算書は添付して提出すれば良いと思います。

月別収支計画書②の部分

赤の部分の年間合計額は予測損益計算書から転記すれば良いと思います。

青の部分は月別の収支推移となっていますが、弊所独自の見解では「年間合計額÷12」としてすべてを平均として埋めれば良いと考えます。理由は、季節変動などによる売り上げ変動もあるかもしれないが、1カ月ごと見積もる重要性を見いだせないという理由です。年間合計の平均で良いと思います。

月別収支計画書③の部分

弊所が推奨する予測損益計算書の作成方法は会計ソフトを使用して作成する方法です。従いまして「借入金返済額」の項目に関しましては「会計ソフトの連動により作成された貸借対照表」もしくは「会計ソフトの連動によって作成された資金繰り表」から転記すればまず合計額は埋まります。月別の返済額は÷12をすれば算出できますが、繰り返しになりますが月別はあまり無意味に思えます。

月別収支計画書④の部分

売上高、売上原価、経費の算出根拠

<創業当初=1年目>

「詳細は集客数計画書を参照」として集客数計画書を添付し、代表的な項目を転記すれば良いと思います。

<軌道に乗った後=4年目>

「詳細は集客数計画書を参照」として集客数計画書を添付し、代表的な項目を転記すれば良いと思います。

月別収支計画書⑤の部分

売上高達成に向けた具体的な取組み<NEW!>(2018年頃よりこの項目が発生しました)

・どのようにして(手段、取組み方法)

「詳細は集客数計画書を参照」として集客数計画書を添付し、ホームページ、SNS、タウンプラスなどで広告すると記載すれば良いでしょう。

・いつまでに(実行時期)

広告の取り組みの場合は「創業時、創業時前より」と記載すれば良いでしょう。

月別収支計画書⑥の部分

計画した売上高を下回った場合の資金繰り・資金調達方法<NEW!>(2018年頃よりこの項目が発生しました)

・創業にかかる自己資金とは別に貯蓄している預金で赤字を補てんする
・親族が補てんしてくれる。

などが創業融資の成功率を上げる内容の記載と考えられます。日本政策金融公庫も含めた金融機関は、言ってしまえば「貸したものを返してくれるなら貸しますよ」というのがまさに本音であると推測できます。もしこの開業計画で返済できない場合はどうするのですか?ということが知りたいのであると思います。

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