(2024年6月5日作成)
結論
・弊所は上野光夫書籍が提案する方法に概ね同意します
・創業融資希望金額決定について改めてチェックポイントの再確認をお願いいたします。
下記で詳細を記述します。
弊所は上野光夫書籍が提案する方法に概ね同意します
上野光夫「事業計画書は1枚にまとめなさい」(2019年第2刷)p203より下記の記述です。
金額を固める際は、①設備は何が必要か考える、②各設備の価格を調べる、③設備資金の金額を決める、④運転資金に「原価・経費の3~4か月分+自己資金額」を目安にして計上する、⑤自己資金やほかの方法で調達できる金額を見積もる、⑥融資申し込み金額を決めるという手順で進めると、無理なく決めることができます。
弊所は上記の記述に概ね同意します。上記をベースとした弊所が考える手順は下記です。
①創業融資申請希望者の全財産のうち事業用自己資金として捻出可能な金額を決定する
②設備資金の金額を見積もりから算出する
③月別収支計画書から必要運転資金を算出する
④②+③-①=融資申請希望額となる
⑤④の融資申請希望額が1,000万円を超える等の場合は、①を再考する。次に②を再考する。③を再考しても合わない場合は、親等からの支援を頼る。
ということになるかと解されます。どうしても全く合わないとなりますと、恐れ入りますが、開業創業できないという回答が突きつけられることになります。
創業融資希望金額決定について改めてチェックポイントの再確認をお願いいたします
創業融資希望金額決定について改めてチェックポイントは下記となります。
・創業融資申請には斯業(しぎょう)経験が必須といって過言ではありません
・創業融資申請における自己資金とは創業融資申請希望者の全財産のうち事業に使用できる金額です
・創業融資申請限度額は事実上1,000万円となります
・運転資金融資申請限度額は3~4か月分となります。
・会計ソフトを利用して創業計画書を作成し、損益計算書だけではなく貸借対照表を作成して、キャッシュアウト倒産しない矛盾しない創業計画書の作成をお願いします。