(2018年6月15日)(2024年6月6日再編集)

結論

・手順1~4が完了した状態であれば融資希望金額が算出され数字が出そろいます。
・しかし、当該数字で月次残高推移表における貸借対照表で現預金がマイナスというキャッシュアウトが起きていれば数字の調整が必要となります。

下記で詳細を記述します。

創業融資希望額を算出

まずはこちらのページをご参考ください。

(手順1)及び(手順2)自己資金及び設備資金を創業計画書の転記
(手順3)及び(手順4)月別収支計画書を作成し事業の見通し及び運転資金へ転記

この段階で、創業計画書における数値決定が必要な項目として

・日本政策金融公庫国民生活事業からの借入が空欄の状態

となると思われます。しかしながらここまでの手順を踏めば後は

・設備資金+運転資金-自己資金=日本政策金融公庫国民生活事業からの借入

が算出されると解されます。算出された金額のチェックポイントは下記です。

・創業融資希望額が1,000万円未満であるか
・月次推移表における貸借対照表で現預金がマイナスでないこと

下記のページもご参考ください。

弊所が「創業融資の成功可能性が高くかつ創業後の事業継続の可能性が高い」と判断した者に限定している理由及びその基準の算出根拠について
会計ソフト月次残高推移表における貸借対照表の現預金がマイナスでないことをご確認することとし資金繰り表は難しすぎるので作成不要です

もし数字が合わなければ、数字の調整が必要となり、下記に続きます。

創業融資希望額を調整

調整方法の順位は下記と解されます。

・第一順位、設備資金が過剰ではないか再検討する
・第二順位、創業融資申請者の全財産のうち事業用自己資金を捻出可能か再検討する
・第三順位、運転資金が過剰ではないか再検討する
・第四順位、親等からの贈与や借入の資金援助を検討する。